現地調査について

エアコン設置工事を行う前によく耳にする現地調査。
エアコンは他の家電とは違い、設置工事が必要な特殊な家電なので、工事前の調査が重要となってきます。
ここでは、その現地調査で具体的に何をおこなっているのかご紹介していきます。

現地調査の内容

現地調査では設置環境の確認を行っています。具体的には…
    • 設置環境の確認

機器選定の条件確認(お部屋の広さや用途など)や、お部屋のどの位置に設置するか、台数はいくつ設置するのかなどを調査・検討・相談を行います。
例えば…今現在設置されている室内機と室外機の大きさから、ご希望されている新規機器が設置可能かを判断したり、どんな機器が設置できるかなど。

    • 配管の確認

配管の長さ・ルート・高低差、隠ぺい配管の場合は配管の状況・状態の確認などの調査・検討・相談を行います。
例えば…室外機を1Fに設置して、室内機を2Fに設置する場合は通常よりも長く配管を取らなければなりません。

    • 電源の確認

入替えの場合は、2芯から3芯への変更の有無・電源容量の確認・電源が室内か室外かの確認、新設の場合は専用回路やコンセントの要否などの確認を行います。

    • 必要部材の確認

設置するにあたって必要になってくる部材の確認を行います。
例えば…配管に取り付ける化粧カバーの有無や、天井埋込形の設置で天井補修が必要な場合、開口補修パネルやクロスが必要になってきます。

    • その他

搬入ルートの確認や、設置するときに注意すべき点、搬入時にクレーンを使用するなど特別な手続きが必要かの調査・検討・相談を行います。

これ以外にも設置環境に応じて、必要な調査・検討・相談が発生してきます。
もちろん、お客様のほうで気になる部分や『こうして欲しい!したい!』などのご要望やご質問等ございましたら、遠慮くなくお申し付けください。

現地調査に必要な時間

新設の場合

60分程度

入替の場合

10~30分程度

※あくまで目安です。
現場の状況によって前後する場合がございます。

現地調査の一例

実際の現地調査の様子です。
※クリックで写真拡大します。

室内機の寸法

どんな機器が設置できるのかをチェック。

室内機の内部

品番や信号線の種類などをチェック。

室外機の設置環境

寸法や搬入スペースなどをチェック。

信号線の確認

室外機側で2芯 or 3芯のチェック。

2芯・3芯

現在は殆どが3芯です。2芯しかない場合は別途工事が必要です。

3芯線の工事

配管などと一緒に通せない場合このように別途線を引く形になります。

ブレーカーの確認

専用回路があるかチェック。

容量確認

入替えや増設を行っても大丈夫かチェック。

ブレーカー内部

ブレーカーの内部チェック。

現地調査をオススメする理由

一番の目的は、追加工事やトラブルを防ぎ、正確な見積もりを作成するということです。
詳しく見ていくと…
    • 追加工事の発生防止

エアコンの工事でよくあるのが『最初の見積もりと違う』ということ。
上記の通り、現地調査でチェックする項目は様々なので、現場調査を行わなった場合、見れなかった部分で追加工事が発生し、概算で出した見積もりより実際は高くなるパターンが非常に多いです。
現地調査をしっかり行うことで、正確な見積もりを作成することが可能なので、こういった事態を防止することが出来ます。

    • 部材が足りないなどのトラブル防止

追加で工事が発生するとその分必要な部材が不足し、追加で部材費がかかるのはもちろん、部材が足りないことで工事が進まずに工期が伸びてしまうということが発生します。
工事混雑時には最悪1か月空いてしまうなんてこともあります。

    • 設置環境の確認

例えば、設置寸法・配管や電気系統もバッチリ!が、いざ工事をしてみたら、室外機の搬入が作業員1人じゃ無理だった…希望の場所に設置が不可能だった…などの事態を防ぐことが出来ます。

    • 作業効率のアップ

必要な情報やパーツを事前に用意できるので、工事前にシミュレーションが出来る為、作業効率がUPします。

お見積もり作成までの時間

現地調査から正式なお見積もりの提出までは、最短で1日、最長で数ヶ月を要する場合があります。
設置する場所以外で確認することが特にない場合は、工事の内容にもよりますが遅くても数日中には提出させていただきます。
特殊な場合…例えばTESエアコンGHPエアコンからの入替えや、クレーンを使用するようなビル用マルチエアコンなどの特殊な許可を必要とする工事の場合は、申請などで時間を要する場合があります。

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※工事の際に金額が前後する可能性があります。あくまで概算のお見積もりですのでご注意ください。