エアコンが冷えない原因で最もポピュラーなものです。
室内機側のファンやフィルターは風の通り道の一つです。
これが目詰まりすると当然風が出にくくなり、エアコンは冷たい空気を給気しにくくなります。
また、フィルターの目詰まりや汚れはニオイやカビの原因にもなります。
エアコンは室内外機の熱交換により冷暖を行っています。
室外機は、熱い空気を外に排出する役割を持っているので、室外機が汚れていたりまわりに物があったりすると、熱が放出しにくくになり、冷房が効きづらくなってしまいます。
また、室外機周りに生えた雑草なども原因になります。
室外機は意外とデリケートです。
直射日光が当たるような高温の環境だと、熱を逃がす役割をしている室外機がうまく機能せず、エアコンが冷えない原因になります。
また、冷えていても、直射日光下では冷やすために余計なパワーを使う為、電気代が余計にかかってしまうこともあります。
エアコンの配管には、冷媒ガスという熱を運ぶ役割をするガスが充填されています。
これが何かの拍子に漏れてしまうと、温度調節がうまくいかずに冷房が利かなくなってしまいます。
設置時の接続不良や、経年劣化による配管の腐食や破損が原因で起こることが多く、また、冷媒ガス漏れには室内機側のガス漏れと室外機側のガス漏れの2通りがあります。
意外に多いのが、設置されている部屋の広さとエアコンの能力が合っていないことが原因の場合。
特に、すでにエアコンが設置されている賃貸物件などに多いのが、安く上げようと部屋の広さに合わない能力の低いエアコンを設置していてまったく冷えないというトラブルです。
また、広さと能力が合っていても、建物の気密性(木造or鉄筋)や日当たりなどの環境も考慮した選定が出来ていないと、うまく冷えない場合が多いです。