TESエアコン・ガスエアコンの入替えについて

近年弊社で増えているのが、老朽化や故障によるTESエアコンから電気式への入替え工事です。
通常の電気式エアコンの入替え工事とは方法も要される技術力も大きく違っており、施工を行える業者も少ない為、弊社では他社で断られたなどのご相談を受けることが非常に多いです。
ここではTESエアコンの入替え工事に関して見ていきましょう。

TESエアコンとは?

TESとは、東京ガスのガス温水システムの商品名です。
高性能の熱源機(給湯器)でつくったお湯を各部屋に循環させ、浴室やキッチンなどに給湯や風呂湯沸かし・追いだきをするとともに、各部屋では床暖房や浴室暖房乾燥機として利用することができます。
現在も普通に販売されていますが、TESエアコンのみ現在は本体も部品も製造を終了しており、一度故障すると交換・修理を行うことは不可能な状況になっています。
東京ガスをはじめ他メーカーも、メンテナンスが困難であることを理由にガスエアコンから電気式空調機への入替えを促しています。

TESエアコンの入替えが必要な理由

※参考:暖房熱源機の取換率イメージ(NORITZ)
TESエアコンの普及のピークがおよそ20年前。エアコンの寿命がおよそ10~15年程なので、ここ数年TESエアコンの入替え工事のご依頼がコンスタントに発生しております。
前記の通り、保証期間も修理パーツの製造も終了している為、実質修理は不可能な状況です。
機器の老朽化によって空調能力が低下したランニングコストの高いTESエアコンを今後も継続して利用し続けるよりも、コストパフォーマンスが良い最新省エネの電気式エアコンを使う方が、長期的な目で見ればお得といえます。
古いTESエアコンを使用している皆様、この機会に弊社で入れ替えをご検討されてみてはいかがでしょうか?

TESエアコンの入替え工事に関して

TESエアコンの入替えは、通常のエアコンの入替え工事とは手順や方法が異なってきます。
まずは、その流れから見ていきましょう。

温水管内の水を排水

TESエアコンを電気式エアコンに取り替えるためには事前に温水管内に残っている水分を抜いておく必要がございます。
排水の作業につきましては東京ガスにご相談下さい。

電源の確認

建物や施工個所周囲の状況によっては、TESエアコンから電気エアコンに入れ替える際に200V(電圧)用の電源回路を新設・増設する場合がございます。
また、交換することにより配電盤内のブレーカーが不足してしまう場合には、子ブレーカーの増設工事が別途必要となります。
設置予定場所に既存設置されているコンセントや、設置予定機器の目星がついているお客様は下記表をご確認ください。※よくわからない場合も弊社営業がご相談に乗りますのでご安心ください。
100V 15A100V 20A200V 15A200V 20A
能力2.2kw~2.4kw2.8kw~3.6kw4.0kw~4.0kw~
面積の目安6~8畳10~12畳14畳~16畳~
プラグ形状
コンセント形状
表示マーク

入替え工事

温水止め・電源などの確認を行ったら、あとは通常のエアコンと同じ入替え工事と同じ手はずとなっております。
工事の流れに関しては設置までの流れのページをご覧ください。

工事費に関して

気になる工事費ですが、
例えば、一般的な壁掛け形のタイプと天井や壁に埋め込むタイプ(ビルトイン)のものとなどとでは、施工内容そのものが違いますので、工事費用は変わってきます。
また、TESエアコンに多い隠ぺい配管などの特殊な事例もございますので、弊社では実際に現地調査を行ったうえでお見積もりを出させていただいております。
これは他社でありがちな、工事当日の工事費用の追加請求が発生しないようにする為です。

そのため弊社では、事前の現地調査にを大事にし、細心の注意を払って行っております。
現地調査はすべて無料となっておりますので、お気軽にご利用ください。

TESエアコンからの入替工事の工事事例

TESエアコンは入替え工事も電気式のものと大きく異なり、施工を行える業者も多くはないのが現実です。が、弊社では、多数のTESエアコンの入替え実績がございます!
機器選定から、工事の為の念入りな現場調査まで、経験豊富な弊社にすべてお任せください!
ここでは数多くの工事実績から何件かご紹介させていただきます。

天井埋込形の入替え

壁掛形の入替え

床置き形の入替え

壁埋込形の入替え

マルチ入替え①

マルチ入替え②

TESエアコンの入替え工事はお任せください!

電気式のエアコンが一般的な今日では、TESエアコンの入替えは稀なケースであり、施工できる業者が非常に少ないのが現状です。実際弊社に寄せられるTESエアコンお問い合わせの殆どが、
  • 他でTESエアコンの入替えは出来ないと言われた
  • リフォームレベルの大規模な修繕が必要と言われた
  • 高額な工事代を吹っ掛けられた上に、いい加減な工事をされた
といったもので、非常にネガティブなものが多いです。
弊社は機器を格安で提供致しておりますが、一般の家電量販店とは異なるエアコンの専門店でございます。
だからこそ、弊社はエアコン取り付けの工事技術力に対する信頼が厚く多くのお客様よりご注文をいただいており、商品価格以上に専門店ならではの工事技術をセールスポイントとしております。
弊社にご依頼いただいたお客様の多くは、工事技術にご満足下さり、二度、三度と繰り返しご注文をいただいております。
TESエアコンの入替工事に関して、工事内容や費用・価格等についてご不安・ご不明な点がございましたら、是非一度お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
知識・経験豊富な営業スタッフが懇切丁寧にご案内致します♪

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例① 天井カセット形

天井埋込タイプのTESエアコン入替え

東京ガス製天井埋め込み型2方向TESエアコンから、パナソニック製天井埋め込み型1方向への入替え工事です。
機器の寸法が変わった(小さくなった)為、天井補修も併せて行いました。
また、既存機種の信号線が2芯だった為、3芯への変更工事も行いました。
※画像クリックで拡大します。

既存室内機

▲既存室内機です。2方向タイプが2台設置されています。
お客様には、事前に東京ガスへご連絡していただき、温水止めをしてもらっています。

既存室内機の撤去

▲既存室内機を撤去しました。併せて信号線を2芯から3芯に変更します。
信号線とは、エアコンの室内機と室外機を接続するケーブルのことで、エアコン冷暖房の「強弱」や運転方式の切替をリモコン操作や壁埋めの手動パネル操作で行うための信号のやり取りを行っています。
入替え時に選定した機器によっては、これが2芯だったり3芯だったりするのですが、この変更工事も弊社では問題なく行えます。

天井補修

▲天井埋込形の入替えで多いのが、この室内機の新旧で開口サイズが違ってくること。
入替えの殆どが10年以上前の機器になるので、最新機種と比較すると1回りも2回りもサイズが小さくなっています。
メーカーではこれに対し、開口サイズを埋めるパネルを販売していますが、今回は2方向タイプから1方向タイプへの変更だったので、そのパネルでの対応が難しかった為、開口部の内側からもっと大きなパネルをはめて壁紙でカバーする手法をとりました。
市販品がないからできない。ではなく、状況に応じてお客様のニーズに合わせた施工を行えるのも弊社の強みです。

新規室内機を設置

▲パネルを設置して室内機の設置は完了です。

室外機の入替え

▲室外機を入替えました。二段置きになっていますが、その金具も併せて入替えし、真空引きと動作確認をして設置完了です。

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例② 壁掛けエアコン

壁掛けタイプのTESエアコン入替え

壁掛けの2台マルチのTESエアコンをダイキンのパックマルチへの入替え工事です。
ちなみに、弊社に寄せられるTESエアコンのお問合せで一番多いのがこの壁掛けタイプです。
※画像クリックで拡大します。

既存室内機

▲既存室内機です。
お客様には、事前に東京ガスへご連絡していただき、温水止めをしてもらっています。

既存室内機の撤去

▲既存室内機を撤去しました。
赤い丸の部分が、TESエアコンの特徴でもある温水管です。
今後はこの温水管を使用することが無いので、見えないように処理を行い新規の機器を取り付けていきます。

新規室内機の設置

▲新しい室内機を設置しました。

既存室外機の撤去

▲既存の室外機(右側)を撤去します。配管は隠ぺい配管の為、再利用します。
量販店などではこの隠ぺい配管の工事を断られることが多いです。TESエアコンはほぼこの隠ぺい配管です。

新規室外機設置

▲新しい室外機に配管を接続し、真空引きと動作確認を行ったら設置完了です。

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例③ 床置き形

床置きタイプのTESエアコン入替え

床置きタイプのTESエアコンからダイキンの電気式の床置きエアコンへの入替え工事です。
※画像クリックで拡大します。

既存室内機の撤去

▲既存室内機を撤去していきます。
お客様には、事前に東京ガスへご連絡していただき、温水止めをしてもらっています。

温水管の処理

▲温水管の処理をします。
赤い丸の部分が、TESエアコンの特徴でもある温水管です。
今後はこの温水管を使用することが無いので、見えないように処理を行い、再利用する冷媒配管を再加工して新規の機器を取り付けていきます。

新規室内機の設置

▲再加工した冷媒管に新しい室内機を接続して設置完了です。次は室外機です。

既存室外機の撤去

▲既存の室外機を撤去していきます。

新規室外機設置

▲新しい室外機に配管を接続し、真空引きと動作確認を行ったら設置完了です。
床置き形は設置が容易なので、事前準備がしっかりと整っていれば短時間で入れ替えが可能です。

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例④ 壁埋込形

壁埋込タイプのTESエアコン入替え

壁埋込タイプのTESエアコンから三菱電機の電気式壁埋込エアコンへの入替えです。
壁埋込タイプのエアコンはフリービルトインなんても呼ばれています。
※画像クリックで拡大します。

既存室内機の撤去

▲既存室内機を撤去していきます。
お客様には、事前に東京ガスへご連絡していただき、温水止めをしてもらっています。
このタイプは壁から直接機器の取り外しを行えないので、天井の点検口から行います。

点検口の拡張と配管接続

▲既存の点検口のサイズでは新規の室内機を設置できないので、開口部を拡張します。
あくまでも最低限の拡張に留まるように細心の注意を払って作業を行います。
その後は新しい室内機に配管を接続していきます。

リモコン受光部と新規室内機の設置

▲室内機の横に、リモコンの受光部を設置したら室内機の設置は完了です。
スッキリとした見た目はビルトインならではです。エアコンの存在感を出来るだけ無くしたい方には特におススメです。

新規室外機設置

▲既存室外機と入れ替えます。ベランダの出入り口が高くなっていたので慎重に搬出入します。
新しい室外機に配管を接続し、真空引きと動作確認を行ったら設置完了です。

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例⑤ マルチエアコン

壁掛形マルチタイプのTESエアコン入替え

壁掛形マルチタイプのTESエアコン入替え工事です。
今回はTESエアコン入替えのキモとも言える温水管の処理もご紹介します。
※画像クリックで拡大します。

既存設置室内機と室外機

▲既存設置機器です。取り外し前にまずは給水管の止水処理からやってきます。

既存設置室内機と室外機

▲温水管を取り外し、止水栓(右)を取り付けます。
TESエアコン入替工事後に多いトラブルは、使用していたら水漏れしてきた!というもの。これで不意な水漏れなどを防ぐことが出来ます。
▲このように、温水配管を切除、切断、閉塞等をしてから通常の設置を行います。

既存設置機器の取り外し

▲温水管の止水処理が終わったら、既存機器を取り外します。

新規機器の設置

▲新しい室外機に配管を接続し、真空引きと動作確認を行ったら設置完了です。

TESエアコン・ガスエアコンの入替え事例⑥ マルチエアコン

壁掛2台+天カセ1方向1台マルチタイプのTESエアコン入替え

壁掛2台と天カセ1方向1台のマルチタイプのTESエアコン入替え工事です。
TESエアコンは構造上マルチエアコンの場合が多いです。
弊社は特にマルチエアコンの工事が得意分野なので、多くのご依頼があります。
※画像クリックで拡大します。

既存設置室内機と室外機

▲既存設置の室内機と室外機です。壁掛形が2台と天井カセット形1方向が1台設置されています。
お客様には、事前に東京ガスへご連絡していただき、温水止めをしてもらっています。

既存設置機器の取り外し

▲既存設置の室内機を取り外しました。
温水管の止水処理をして、既存配管の手直しと機器との接続を行っていきます。
TESエアコンの配管は基本的に隠ぺい配管という壁面や天井に埋め込まれているタイプの仕様になっており、工事には技術力が必要になってきます。
弊社へのお問合せで多いのが、他社で相談したら隠ぺい配管なので断られたというものです。
弊社ではこれに対応する確かな技術力がございます。

新規機器の設置

▲新しい室外機に配管を接続し、真空引きと動作確認を行ったら設置完了です。

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