空気清浄機能付きエアコン特集
小さなお子様がいるご家庭や、ハウスダスト・花粉などのアレルギーを持つ人が増えてきているなど様々な理由から、空気清浄機能付エアコンの需要が非常に高まっています。
各メーカーもそれに合わせ、空気清浄機能を殆どの製品につけてリリースするなど、供給も高まってきています。
ここでは、メーカーがリリースしている空気清浄機能を搭載したエアコンをご紹介していきます。アレルギー・病気の原因
そもそも、アレルギーや病気の原因となっている物質にはどんなものがあるのでしょうか。花粉
現在、日本人の約25%が花粉症だといわれています。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気で、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって、原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状がある季節性アレルギー性鼻炎とゲイン物質が一年中あり、症状も一年中ある通年性アレルギー性鼻炎2つに分類されます。ダニ・カビ・菌
現在、日本人の約23.4%がダニやカビによるアレルギーだといわれています。
これらは、先ほどご紹介した通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が、季節を問わずあらわれる疾患です。
通年性アレルギー性鼻炎の主な原因物質(アレルゲン)は、ダニ、カビ、昆虫、ペットの毛などが知られています。
鼻の症状だけでなく、目のかゆみや涙目をともなうこともあります。ウイルス
冬~春は風邪やインフルエンザが流行しやすい季節。
風邪とインフルエンザはどちらもウイルスが原因となって引き起こされます。
風邪の症状は一般的に咳やくしゃみ、鼻水、のどの痛み、そして38℃以下の発熱が中心です。
市販の風邪薬を服用したり、安静にすることで2~3日中には完治するケースがほとんどです。
それに対して、インフルエンザの場合は38℃以上の高熱や悪寒、身体のだるさ、関節痛などの症状が表れます。風邪やインフルエンザを引き起こすウィルスは、湿度が低くなると空気中を浮遊しやすくなり、鼻や口に入りやすくなるからです。
さらに、空気が乾燥すると、鼻や口の粘膜も乾燥して異物の侵入を防ぐ機能が弱まり、ウィルスが体内に入りやすくなるのです。アレルギー・病気を防ぐには?
これらのアレルギーや病気の原因物質は、それぞれ一定の条件・環境下で発生・増殖します。
では、いったいどういう環境を保てばこれらの原因物質の発生・増殖を抑えることができるのでしょうか。花粉を抑える
外出先から戻ってきたら、入室前に身に着けていたものを払うのはよく聞く方法ですが、それでも100%払いきることはできません。
室内で花粉の飛散を抑えるには、花粉をキャッチする細かいフィルターを使用している機種や、ダイキンのストリーマ・パナソニックのナノイー等の原因物質を分解・抑制する機能を搭載した機種を選定すると良いでしょう。ダニ・カビ・菌を抑える
カビやダニなどの所謂ハウスダストは、花粉と同じように、それらをキャッチする細かいフィルターを使用している機種や、ダイキンのストリーマ・パナソニックのナノイー等の原因物質を分解・抑制する機能を搭載した機種を選定すると良いでしょう。
更に、エアコン内部でのハウスダストの発生・飛散を抑える、自動乾燥機能・お掃除機能付きの機種や、使用されているパーツ自体に抗菌や防カビが施されているのもだと、お手入れもラクチンでおススメです。ウイルスを抑える
ウイルスはフィルターよりも細かく小さいので、それ自体をキャッチすることはできないので、これらを分解・抑制する機能を搭載した機種を選定すると良いでしょう。
この手の機能はあらゆる原因物質を抑える働きがあるので万能です。
更に、ウイルスや菌が活動しにくいように、部屋の湿度を一定に保つ加湿機能を搭載したモデルを選定すると◎。空気清浄機能付エアコンを選ぼう!
クリーンで快適な環境を手に入れる為にとはいえ、加湿器、除湿器、空気清浄機も買って…となるとコスト面でもスペースの面でも大変です。
そんなときは、それらをすべて搭載したエアコンを選定しましょう!
ここ最近のエアコンは、ただの冷暖房機器としてだけでなく、省エネルギー・低コストで、空気清浄や除加湿などもっと高いパフォーマンスを発揮できるようになっています。
それでは、各メーカーのエアコンにはどのような機能を搭載したものがあるのか見ていきましょう。
うるるとさらら(うるさら)
エアコン使用時はどうしても乾燥してしまいがち…適切な湿度を保たないと快適には過ごせません。
うるさらは、加湿機能と上下左右からの気流による『エアプロテクト』機能で、快適な空間を作り出してくれるモデルです。
無給水加湿なので、手間もかかりません。ストリーマ
プラズマ放電の一種である『ストリーマ放電』から発生する高速電子は、空気中の酸素や窒素と合体することで、強力な酸化分解力をもった活性種に変化し、カビやダニ(フン・死骸)、花粉などのアレル物質やホルムアルデヒドなどの有害化学物質を除去します。
ここで紹介したアレルギーや病気の原因物質のほぼ全てに有効です。
ナノイー
『ナノイー(nanoe)』とは、空気中の水分を集めてできた水に包まれた微粒子の除菌・抗ウィルスイオンです。
ナノイーは、アレル物質やウイルスの活動を抑える効果が期待でき、さらには皮脂となじんで肌をコーティング、水分が髪の水分量を整え、美肌・美髪効果も期待できます。
ここで紹介したアレルギーや病気の原因物質のほぼ全てに有効です。
三菱電機のピュアミストも同じような効果があります。アクティブクリーンフィルター
従来のエアコンに搭載されていたフィルターの67倍も表面積が大きいフィルターです。
PM2.5などの極小の物質でももれなくキャッチする上、表面積が大きいのでその集塵力も、20畳のお部屋を約30分で綺麗にしてしまうほど。
さらに、お部屋が綺麗になったらフィルターを自動収納するので、冷暖房力にも影響を与えません。フィルターお掃除ロボット
フィルターに付着したホコリの量を検知し、自動で捕集、排出する機能です。
Autoタイプはホコリは配管穴から屋外へ自動排出され、Boxタイプは室内機のダストボックスに集積して自分で捨てるという仕組みになっています。 さらに、タイマー機能やワンタッチで開始される機能もあるので、外出時などお好きな時間に合わせて自動でお掃除できます。
帯電ミクロフィルター
汚れた空気の中に含まれる各種ダストの微粒子に電荷を与え、集塵極に引き寄せることでダストを捕集するフィルターです。
花粉やハウスダストはもちろん、普通はフィルターをすり抜けてしまう極小サイズのPM2.5もキャッチできるので、従来のフィルターよりもより効果的に原因物質をカットできます。アレル除菌脱臭空清フィルター
『アレル除菌脱臭空清フィルター』は、カビ菌やアレル物質(花粉、ダニのフン・死骸、カビ菌)をプラチナで化学変化させ、活動を抑制させる効果があります。
さらに、空気中に漂う生活悪臭を分解・除去して、空気を清潔に保ちます。ピュアミスト
電気を帯びたスチームより極小のサイズの水粒子で、これらを衝突させて、菌・ウイルス・カビなどの活動を抑制させます。
また、保湿効果もあるので、原因物質の活動抑制のほか、美肌・美髪効果も期待できるそうです。
パナソニックのナノイーと近い効果です。
ここで紹介したアレルギーや病気の原因物質のほぼ全てに有効です。
プラズマクリーン
花粉やウイルス、ハウスダストなど、フィルターを通り抜ける小さな汚れ物質を、静電気の力で集めて抑制します。
微粒子をプラズマイオンでプラスに帯電させ、マイナスの電極板で強力に吸着。フィルター方式のように目を細かくする必要がないため、目詰まりによる性能の低下が抑えられ、高い集じん力が持続します。
また、フィルター交換不要のはずして洗えるユニットだから清潔&快適に使用できます。フィルター自動おそうじ
付着したホコリを自動で除去。目詰まりによるムダな電力消費を抑えて、エアコン本来の省エネ性の低下を防ぎます。
フィルターを数ゾーンに分けて掃除し、汚れをブラシでかき取り、ダストボックスに回収。
フィルターを裏側から抑え込んで掃除し、ゾーン毎に毎回ブラシをキレイにするから汚れがしっかり落ちます。引用:ダイキンストリーマ研究所、ダイキン(うるさら7紹介ページ)、パナソニック(エアコン18年度モデル特長)、三菱電機(清潔へのこだわり)、富士通ゼネラル(2018年モデル「ノクリア」 Xシリーズ 特長と機能)